本誌4&5月号で、住宅ローンの種類や金利タイプについてご紹介しました。
今号では、気に入った物件が見つかり、不動産会社と物件の売買の契約を結んだあと、住宅ローンを申し込むという段階になったときに必要な金融機関の審査と
その前に受けられる事前審査、こうした審査をクリアするための心がけ、さらにローンを組むときに知っておきたい返済方法について、お教えいたします。
金融機関に住宅ローンを申し込むと、金融機関は申込者がローンを借りることができるかを、提携している保証会社を通して審査するんだ。
でも、その前に、ほとんどの金融機関で行われている「事前審査」という制度を利用するとメリットがあるんだよ。コツコツ返す元利均等返済と、最初にドーンと返す元金均等返済があるんだね!
元金均等返済の総返済額が少ないというのは、大きな魅力だけれども、無理は禁物だから、まず借りる前に、返済期間中の一家のキャッシュフローを予想してみるとよいかもしれないね!メリット | デメリット | |
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元利金等返済 月々決まった額(元金+利息)を返済する方法 |
◎毎月の返済額が一定なので、返済計画が立てやすくなります。 |
◎同じ期間で返済した場合、総返済額が元金均等返済よりも多くなります。 |
元金均等返済 |
◎毎月の返済額は、返済当初がいちばん多く、返済が進むにつれて少なくなります。 ◎元利均等法に比べて、元金が早く減るため、同じ期間で返済した場合、総返済額が元利均等返済よりも少なくてすみます。 |
◎元利均等返済と比べて、返済開始当初の返済額が多くなります。 ◎当初の返済負担が重くなることで、元利均等返済に比べて、融資可能額が少なくなる場合もあります。 |
※この返済方法を扱っていない民間金融機関もあるので要確認。 |